S-HOUSE （4 SCREENS）

"4 SCREENS" と名づけられたように、四列の列柱によって建物の床が支えられている。この列柱は 4（cm）ｘ 10（cm）のフラットバーを 0.8（ｍ）ピッチで配置したもので、構造体であるとともにガラスやパネルの取り付け下地ともなっている。建物両側の両側に鉄骨鉄筋コンクリート柱を内臓した二枚の鉄筋コンクリート壁を、また、2 階床は鉄筋コンクリートのフラットな部材（フラットスラブとボイドスラブの混合）を配し、全体の水平力は両端の壁で負担することでフラットバーの柱は鉛直荷重の負担のみとし、繊細な部材断面を実現した。