建物は多くの福祉関係の団体が入居する複合的な建物で、東棟、南棟、北棟の三棟が中庭を囲んでコの字形に配置されている。
西棟は地上 4 階建てで、1、2 階は広場と一体化したピロティとして計画され、ピロティ内の一部の 2 階レベルには上部より吊り下げられたレストランが設けられる。ピロティは斜め柱を用いた構造システムを採用し、開放性を高めかつ経済的な架構を創りだしている。
東棟は地上 5 階建てで、一部に四層吹き抜けの円形平面のホールを有する。一般部分は整然とした平面形状の鉄筋コンクリート造ラーメン構造としている。
プラザの上空は約 30(m)x 50(m)の大屋根で覆われ、円弧状の上弦材と中央で折れた直線、それらを繋ぐ束材とラチス材から構成されている。円形の上弦材は平面的に斜め方向に配置し、二本の上弦材と一本の下弦材が立体的に構成され、ひし形の平面形状をした架構が一つのユニットとなる。
中庭には、それぞれがデザインの異なる長さ 30(m)から 40(m)のブリッジが五本架けられている。