町おこしの目的で、使われなくなった製氷工場のコンヴァージョンが計画された。 1階が保育所、2階がコミュニティキッチン、3階がNPOオフィスとして計画され、 新たに、庇とトンネルと呼ばれるエントランスとしての空間を配置して、特徴的な外観をつくった。 梁間方向はラーメン構造であり、梁仕口の強度不足であったため1階では方杖補強を施し、 2,3階は接合部の溶接補強を行った。桁行方向はL型鋼によるブレース構造であり、 1階ではブレース断面が不足していたためブレース材を断面の大きなアングルに入れ替えて補強した。
旧富士製氷工場コンバージョン
Former Fuji Ice Plant Conversion
建築設計 | 東京理科大学 坂牛研究室 |
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所在地 | 山梨県 富士吉田市 |
用途 | 事務所、保育園 |
規模 | 地上3階 延床面積 219 ㎡ |
構造 | 鉄骨造 |
竣工年月 | 2016 年 2 月 |
掲載雑誌 | 新建築 2016年 9月号 |