RC造壁式構造の住宅で平屋を基本とし、部分的に2階を有する。建物周囲に小部屋を配置し、中庭を建物中央部に取り込んだ平面計画としており、水平力を負担する耐震壁は建物外周部や小部屋周りに配置している
2.4mの高さでコンクリート打放しの天井面が水平に広がり、天井面にはいくつもの四角い穴が開き、中庭やトップライトのある吹き抜けとなっている。屋根は建物外周部ではRC壁に、中庭に面した部分ではマリオンを兼用した鉄骨の無垢材(50mm角)により支えられている。
吹き抜け部分では、RCスラブの上部にボックス状の屋根上に飛び出したボリュームがつくられ、軽量化を図るため鉄骨造とした。