2 x 4 工法で使用する厚さ 38(mm)の枠組み材は、一般的に壁と一体化したパネルとして用いられる。
この住宅では外皮に相当する柱・梁フレームを枠組み材で構成し、必要最小限の部分を構造用合板で固めることで、細い部材で構成された独立フレームを実現している。建物の短手方向に配した基本フレームは、38(mm)x 184(mm)の柱材を 38(mm)x 235(mm)の梁材により挟み込んでボルトで接合しており、水平力は構造用合板による耐力壁が負担するため、仕口部のディテールが簡略化されている。建物の長手方向に設けられるつなぎ梁は、基本フレームの梁の欠き込まれた位置に載せるディテールである。