約370席のホールを有する公会堂と土木事務所・区民活動支援センター等を含む複合施設であり、前面の地下鉄出入り口側に大きな跳ね出しを有する外観となっている。ホールを内蔵することや段状の屋根を有することから、RC造を主体構造として耐震壁をバランスよく十分に配置した強度型の構造としている。
1階の東側は通路となるので開放性が必要であり、上階からのRC壁を連続させることが出来ないため、鉄骨斜め柱を用いて強度と剛性を確保した。斜柱の上下の梁はSRC梁として鉄骨での応力伝達を確実なものとした。
オーバーハングした北側2~3 階部分は鉄骨とし、SRC の片持梁と斜目の吊り材により支持し、鉄骨庇はこれらから吊材により支持している。ホールの屋根は鉄骨トラス造として軽量化を図っている。