万葉公園湯河原惣湯 玄関テラス

玄関テラス入口 テラスの全景 建物の外観 円錐屋根の垂木構造 ブリッジと階段 既存建物基礎の上部のデッキ ブリッジ受けのΠの字形の梁とボックス柱
建築設計 アール・アイーエー
所在地 神奈川県足柄下郡湯河原町
用途 観光案内所、事務祖、飲食店
規模 地上2階
延床面積:605.17 ㎡
構造 鉄骨造
竣工年月 2021年3月
掲載雑誌 建築技術2021年12月号
受賞 第32回BELCA賞ベストリフォーム賞

2棟の既存建物の1棟を減築改修して新たな屋根とファサードを作り、もう1棟を撤去しその基礎を利用してテラスを作るプロジェクトである。

 減築した建築は4層のRC造の上部の2層を撤去し新たに鉄骨屋根を設けた。屋根は切妻を基本とし一隅が円錐形の形状で、傾斜方向にCT鋼の垂木を並べた。旧耐震の既存建物は地下躯体と1階基礎を残して解体し、その上に鉄骨柱を設けて1層の構造物を作り上部をテラスとした。 建物に添うようにブリッジを独立構造として計画した。3ヶ所に200x200㎜の変形のビルトボックス断面の柱を立て、両側にΠの字形の梁を跳ね出した片持ち柱構造である。階段は中央に桁梁を配した形式で、踊り場での支えのトラス階段とした。