陶芸で有名な笠間市にある芸術公園の中核施設として作られたもので、常設展示室、企画展示室、県民ギャラシー、屋外展示広場などの施設がある。整屋内展示施設は建物の中庭部分に配置され、建物と一体として計画された。
整然としたグリッドのRC造ラーメン構造を採用している。建物の長手方向は耐震壁を多く配置して強度を高めた構造とした。短手方向は展示室の動線確保、中庭との一体性の確保及び外部側にガラスで覆われた階段室を設ける等の理由により、純ラーメン構造としている。展示室はスパンが10mを越える空間であり、梁にプレスストレスを導入してひび割れとたわみの制御を行った。