1階を壁式鉄筋コンクリート造、2階を構造用集成材による木造とする併用構造の保育所である。 面形状は約73mx19mのL字型である。木造部分は筋交いにより強度・剛性ともに高い構造とし、燃え代設計を行い準耐火構造の性能を確保した。 また多雪区域内にあるため、豪雪に対し十分に抵抗できる架構としている。屋根は東西に棟梁を有する切妻形式を基本とし、 居室の機能に応じて二段勾配屋根や寄棟屋根など多様な形態が取り合う。8mスパンの保育室は、 梁応力低減のため方杖付きの切妻架構を約1.9mピッチに配した。 スパン11mの吹き抜け空間を有する遊戯室は、キャットウォークである2階レベルの片持ちRCスラブ先端に斜め柱を配している。 斜め柱の軸力によりRC躯体に生じる応力を抑えるため、斜め柱の角度を工夫した。
三条市立裏館保育所
Sanjo Municipal Uradate Nursery School
建築設計 | 大宇根建築設計事務所 |
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所在地 | 新潟県三条市 |
用途 | 保育所 |
規模 | 地上2階 延床面積 1,594 ㎡ |
構造 | RC造、木造 |
竣工年月 | 2018 年 3 月 |