音楽大学の敷地内に建つ最大座席数620席の音楽ホール。ホール部分は外周の大部分が壁となるため鉄筋コンクリートによる耐震壁付きラーメン構造とし、24.5(m)スパンの屋根は鉄骨トラスとしてメンテナンス用キャットウォークやブリッジなどをトラスから吊り下げている。ホールの西側に配されたホワイエは高さをホールの半分程度に抑えており、ホールとホワイエの対比的なボリュームを外観として表現している。ホールとは対照的に開放的で明るい内部空間を実現するためホワイエ部分は鉄骨造として、柱、梁は鉛直荷重のみを支持し、地震時の水平力はホール外周部の耐震壁に伝達する計画としている。
東邦音楽大学グランツザール
Toho College of Music - Granzhalle
建築設計 | 野生司環境設計 |
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所在地 | 埼玉県川越市大字今泉 84 |
用途 | 音楽ホール |
規模 | 地上 2 階 延床面積 2075 ㎡ |
構造 | 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 |
竣工年月 | 2004 年 3 月 |
掲載雑誌 | 新建築 2004 年 12 月号 |