私立大学のキャンパス内につくられた講義室と図書館機能を有する校舎で、設計コンセプトは「スラブタイプ」であり、水平ラインを強調するデザインとされた。
地上階の主体構造は鉄骨造であり、建築的なコア部をSRC造の柱梁とRC造の耐震壁を用いて地震力を100%負担させ、鉄骨柱は267.4~318.5φとした。床は梁せい400mmの鉄骨梁にRCスラブを組合せている。
中庭側は段状となったテラスが分散的に設けられ鉄骨柱に支えられている。鉄骨柱に対して最大でも2層ごとにテラスが取りつくように配置を工夫し、柱のテラスによって柱を座屈補剛し柱径を統一した。