山手通りに面して奥行きの深いキャンパスにおいて、 L字形の平面形状で2棟に分かれた建物が計画された。通りに面した13号館は幅約15m、 地上高さ約42mであり隣接した既存の建物と一体となりキャンパスの新たな顔となった。 主体構造は鉄骨造で、下層階でエントランスゲートとなる大開口を有することが特徴で、 座屈拘束ブレースを適宜配置した。奥側の6号館は施工条件を考慮してRC造とし、 大スパンにはプレストレストコンクリートを採用した。 隣接する既存の建物と新設の2棟のそれぞれの間にオイルダンパーを配置した連結制振を用い、 地震時の変形制御とエキスパンションジョイント幅の低減を図った。
立正大学品川キャンパス150周年記念館
Rissho University Shinagawa Cmapus 150th Anniversary Memorial Hall
建築設計 | 飯田善彦建築工房 |
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所在地 | 東京都品川区 |
用途 | 大学 |
規模 | 地下 2 階 地上 11 階 塔屋 1 階 延床面積 12,362 ㎡ |
構造 | RC造、鉄骨造、SRC造 |
竣工年月 | 2020 年 12 月 |
掲載雑誌 | 新建築 2021 年 4 月号 GA 170 |