全体で160戸の住戸であり、8分割された領域にボックスで構成する住棟が中庭をはさんで2棟ペアで配置されている。それぞれの住戸で平面計画は微妙に異なり、バリエーションは多くなっている。構造は2階~4階建ての壁式RC造を基本構造としているが、2棟ペアの住戸ブロックの間の1階部分はピロティとなり通り抜けを可能とすることが要望され、また2、3階の住戸のボックス部分を地上から浮いた表現とするため、鉄骨柱を用いてRC床を支えている。住戸バターンが多く、特に桁面は開口部となるため耐力壁の確保に工夫を要し、建築計画と構造計画の綿密な融合によって合理的な解決を図った。
横須賀市営鴨居ハイム
KAMOI HEIM
建築設計 | 飯田善彦建築工房 |
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所在地 | 神奈川県横須賀市 |
用途 | 共同住宅 |
規模 | 地上3階 延床面積10,199.00㎡ |
構造 | RC造、鉄骨造 |
竣工年月 | 2009年2月 |
掲載雑誌 | 新建築 2009年 8 月号 |