駅改札に隣接して建てられた待合室であり、売店やレストランであり、公民館のような役割も期待された施設である。 建築のイメージは明治時代の旧駅舎を2層のRC架構で再現し、それをガラスのファサードで覆うことでできあがっている。 構造計画はRC架構を耐震要素とし、厚さ400mmの柱、梁、壁で構成している。外周部の屋根は鉄骨造の片持ち構造とし、 RC架構や鉄骨柱で支持している。ガラスファサード部分は鉛直荷重と風圧力を負担する鉄骨マリオンを配置し、 屋根面はRC造スラブで水平剛性を確保する計画となっている。RC造スラブには既製PC床版を採用し 、打ち放し仕上の天井面の品質確保を図っている。
敦賀駅交流施設 オルパーク
Tsuruga Multipurpose Center ORUPARK
建築設計 | 千葉学建築計画事務所 |
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所在地 | 福井県敦賀市 |
用途 | 交流施設 |
規模 | 地上2階 延床面積 2,494 ㎡ |
構造 | RC造、鉄骨造 |
竣工年月 | 2014 年 3 月 |
掲載雑誌 | 建築技術 2016年 4月号 |
受賞 | 第58回BCS賞 |