建物の平⾯形状は⻑⼿約 57m、短⼿約 19m の⻑⽅形で、2階の⼀部ボリュームがホーム直上にせり出している。
架構形式は軽量で⾃由度を確保しやすい鉄⾻ラーメン構造を採⽤し、トップライトを利用した方杖架構とすることで、屋根や跳ね出し部の剛性を効率的に確保できる。
駅を訪れる⼈を2階へ導く階段として、⾼さ7.3mの本棚状階段が計画された。棚板、背板、仕切り版には12㎜と9㎜の鉄板を使用し、階段を支えている。
本棚の背板と仕切板は上下に連続しておらず、鉛直荷重に対しては仕切板と棚板によってできているフレームの板面外曲げによって力を伝え、地震力はそれぞれのレベルに設けられている背板が耐震壁の役割を果たすことで抵抗している。