横浜の見晴らしのよい傾斜地に建つ3階建てRC造の住宅である。
2,3階の大きな吹き抜け空間は南側に跳ねだし、横浜湾岸まで見渡せる眺望を取り込んだ大きな空間としている。 北側は3階レベルで前面道路と接道しており、本体ボリュームから斜め柱を用いて片持ち状に駐車場を伸ばし、 道路と接続している。これにより小さな1階の平面に対し、2階以上は南北に広がったボリュームとなっている。
基礎は直接基礎を採用している。大きな2,3階に対し、1階ですぼまる建物の重量を受けるため、 1階の平面から南北に基礎を広げて接地面を大きくし、地盤の負担を軽減している。また、 基礎の掘削残土は建物と対比させたオブジェとして庭に配置している。