沼津市の北口再開発のプロジェクトであり、42m×91.2mの大きさを持つコンベンションホールと関連する諸室で構成された建築である。展示場の内部空間を3分割して使用するための可動間仕切りを設置し、また音響効果を高めるため屋根にRC造スラブを設けている。 屋根構造は、屋根は中央を斜め格子配置、両端部を並行配置とした"ハイブリッド型斜め格子トラス構造"を用いた。 H型鋼の組み合わせによって構成することで、鉄骨製作を容易にし、斜め格子の特徴を生かして建て方に支保工を無くすことができた。 経済的な架構であるとともにユニークな内観を生み出している。 建物全体は鉄骨造のラーメン構造であり、 座屈拘束ブレースを建物周辺にバランスよく配置し、地震エネルギーを吸収する耐震設計を採用し、 大地震の発生が予想されている地域での大規模建築の安全性を高めた。
キラメッセぬまづ
建築設計 | 長谷川逸子・建築計画工房 |
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所在地 | 静岡県沼津市 |
用途 | 展示場 |
規模 | 地上 3 階 延床面積 8900 ㎡ |
構造 | 鉄骨造 |
竣工年月 | 2013 年 3 月 |
掲載雑誌 | 建築技術 2014 年 10 月 |