開かれた「歯科医師会館」という理念でつくられた建築であり、ホール棟と事務所棟から構成されている。
ホール棟は平屋で階高の大きいホール部分と一部の2階建て部分から成り、比較的大きな開口と壁面とが並列した立面であることから、壁位置にブレースを配置した鉄骨造としている。 12m四方のコンパクトな平面を有する事務所棟は5階建ての建物であり、外周部は開放的なガラス面が連続し、階の中間に庇が配置されており外観の表情を豊かなものとしている。 構造は鉄骨造純ラーメンであるが、中央の階段、EV周りにオイルダンパーを配置した「付加制振構造」としている。