この建物は、階高が6mと大きいこと、外郭構造として内部を無柱空間とすること、 外周の壁の開口が大小さまざまであることが特徴であり、構造計画のみを行った。免震構造、 制振構造、在来耐震構造による比較、またRC造と鉄骨造による比較を行ったが、 免震構造を用いて建物外周部をRC造の壁状の構造体とすることがふさわしいと判断した。 外郭構造によるため鉛直荷重を建物の外側に集めるということが免震構造にとってもふさわしいものとなっている。 内部の無柱空間はスパン約18mと大きく、床の重量を抑えるために鉄骨梁を採用している。
SIA青山ビルディング
SIA Aoyama Building
建築設計 | 青木淳建築計画事務所 |
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所在地 | 東京都渋谷区 |
用途 | 事務所 |
規模 | 地下 1 階,地上 9 階 延床面積 4,946 ㎡ |
構造 | RC造、鉄骨造 |
竣工年月 | 2008 年 4 月 |
掲載雑誌 | 新建築 2008 年 6 月号 |