既存の体育館と室内プールに挟まれたL字型の敷地に建てられ、上部の階は室内プールの上部に跳ね出して作られている。
1、2階は敷地形状に合わせた、円の4分の3と直線部分からなる平面形状であり、教室などの部屋から構成され、3階は中央に円形状のホールを有し、その外周には外形が正方形のホワイエが巡っている。1、2階はRC造で柱を内蔵した壁状の構造とし、3階は円形ホールの外周壁をRC造として主体の構造とした。3階のRC壁は耐震壁であるとともに円弧状のウォールガーダーとなり、隣接する室内プールを覆うように建物外部へ伸びている。
3階のホワイエ床はこのウォールガーダーによって支えられ、最大9mのプレストレス造の片持ちスラブとなっている。ホワイエの壁と屋根は多面体の形状をした鉄骨造の架構で構成している。