三角形の平面形状であり、1 階から上部に広がった正三角形平面の展示室のボリュームと南側部分の台形の平面形状から構成され、この間が通路や展示室、吹き抜けを構成している。三角形平面の一辺に約8mの片持ち床が跳ね出され、展示室やテラスが計画されていることも特徴である。また、三角形平面の北側の一部が地下と1階部分で削りとられた形になっており、この部分は一辺3mの三角形柱を1階に設け上部を支持している。吹抜け内にはスパン18mのRC打ち放しの階段が設けられている。手すりをプレストレス梁として利用した構造である。
坂の上の雲ミュージアム
Sakanouenokumo Museum
建築設計 | 安藤忠雄建築研究所 |
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所在地 | 愛媛県松山市一番町3-20 |
用途 | 博物館 |
規模 | 地下 1 階,地上 5 階 延床面積 3,123 ㎡ |
構造 | SRC造、鉄骨造 |
竣工年月 | 2006 年 11 月 |
掲載雑誌 | 新建築 2007 年 9 月号 日経アーキ 2007 年 9 月 10 日号 |