明確な求心性,方向性を有する幾何学である三角形を多用した特徴的な外観を有する教会である。
全体としては南北方向に17m,東西方向に30mほどのボリュームをもった建物であり,さらにその平面を三角形状に切り取った部分が内部空間となっており,三角形の外部はドライエリア,コートとなっている。 構造は両方向共に耐震壁付ラーメンとした。吹き抜けが多く建物の構造が分断されるので,各ゾーンごとにバランス良い壁配置となるよう配慮した。 狭小地に建つ敷地条件の厳しい建物であり,重機の搬入条件や工期の問題などから,逆打ち工法が採用された。設計の段階から施工方法を考慮することが重要であった。