こどもたちに経験を通してのびのびと発育してほしいとの考えのもと計画された公共施設である。
建物用途の特性から高い計画自由度が必要とされたため、鉄骨ラーメン構造を採用した。5.1mの正方形グリッドを基本としており、建築計画に合わせて変則スパンや柱抜けを有する。
施設入り口にあたる建物中央部には、だんだん広場とよばれる吹き抜け空間が計画された。ネット遊具をはじめとした様々な遊び場が目に飛び込み、こどもたちを一気にワクワクとした気分にさせる。直上の3階部分には円形のホールが配置されており、屋根は放射状の登り梁が中心で交差する架構となっている。
建物本体の構造の他、遊具等を安全に固定する下地についても、その見え方や留め付け方に配慮して検討を重ねた。