大学キャンパスの中に新たに作られた研究室・講義室を主体とした施設である。
講義室部分は無柱空間として将来的な教学プログラムの変更にも柔軟に対応可能な計画とした。
講義室に対して廊下を挟んだ反対側の諸室、及び両端の妻壁と鉄筋コンクリート造とし、平面的にコの字形にRC造の耐震要素を形成している。 これにより講義室外側はプレキャストコンクリートの柱・梁による軽快な架構とすることが可能となった。 1.5mを基本グリッドとし、幅の細いプレキャストコンクリートによる柱・梁フレームを圧着工法で構成した。 床面は幅1.5mのリブ付きPC版を用いたハーフスラブとし、湾曲したコンクリート天井をデザインとして生かしている。