校舎と体育館を一体として計画した中学校で、校舎はRC造、体育館はRC造と鉄骨造、木造の併用構造である。体育館の断面形は台形形状で、外壁そのものを内側に傾けて気積を減らし、また屋根部材のスパンを小さくしている。下部の1層分をRC造とし、上部を鉄骨造の柱、屋根を木造と鉄骨の張弦梁で構成している。屋根の張弦梁は、上弦材が集成材220×700、下弦材は鉄骨でフォークエンド付きのタイロッドとし、下弦材の配置は中央部で短手方向軸線と平行で、端部では角度を変えて木造梁と同じ平面上に位置するように計画した。妻面には台形形状の立面に合わせた鋼管斜め柱を用い耐震要素とした。
京極中学校
Kyogoku Junior High School





建築設計 | アトリエブンク |
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所在地 | 北海道虻田郡京極町 |
用途 | 学校 |
規模 | 地上 2 階 延床面積 3,347 ㎡ |
構造 | RC造、鉄骨造、木造 |
竣工年月 | 2011 年 |
掲載雑誌 | 建築技術2012年3月号 |