北海道最北部の地域に建つ平屋建てのコミュニティ施設であり、地場産のトドマツを積極的に使用することが前提であった。建築計画に合わせて耐震要素となるRC造のコアを点在させ、屋根は木造梁を敷き並べて一体的な空間をつくった。 RCコアに屋根の地震慣性力を伝達するには木造屋根の剛性・耐力だけでは難しいため、建物外周にもRC壁柱を配置した。鉛直荷重に対しては適宜鉄骨柱を配置して木造屋根梁を支えたハイブリッドな構成の建物である。約18mx17mの多目的ホールの屋根は鉄骨格子梁を用いて無柱空間とした。
豊富町定住支援センター





建築設計 | アトリエブンク |
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所在地 | 北海道天塩郡 |
用途 | 保健センター・多世代交流センター |
規模 | 地上1階 延床面積2,631㎡ |
構造 | RC造、鉄骨造、木造(屋根) |
竣工年月 | 2013年3月 |
掲載雑誌 | 建築築技術 2013年5月号 新建築 2013年12月 |