芽室町役場庁舎
Memuro Town Hall

外観(撮影:酒井広司) 1階内観(撮影:酒井広司) 3階内観(撮影:酒井広司) 議場内観(撮影:酒井広司) 鉄骨建方 ダンパー建方 ダンパー建方(2階床) ダンパー下RC打設後の様子 竣工後のダンパーの様子
建築設計 アトリエブンク
所在地 北海道河西郡芽室町東2条2丁目14 番地
用途 役場庁舎
規模 地上3階 地下1階  
延床面積 5,558.74 ㎡
構造 鉄骨造、RC造(制振構造)
竣工年月 2021年 11月
掲載雑誌 鉄鋼技術 2023年4月号
日本建築学会作品選集2024
受賞 令和4年度(第35回) 北海道赤レンガ建築奨励賞
北海鋼機デザインアワード優秀賞

北海道十勝地方のグリットパターンを象徴する正方形平面を重ねた役場庁舎である。まちの中心(駅・商店街)と公共施設の結節点となる敷地を生かし3か所の出入り口を設けてどの方向からもアクセスできるなど表裏をつくらない構成である。

正方形プランにあわせて7.8m x 10.4mグリットに柱を配置した鉄骨純ラーメン構造である。2階外周部はフィーレンデール架構として最大6mはね出し、雨雪から来庁者を守る軒下空間となる。

第1層で建物全体のエネルギー吸収を行う制振構造を採用した。1階の外周部にRC自立壁を各方向2ヶ所に配置し、その上にダンパーを水平に設け、2階床の2本の梁で挟み込むことでダンパーの効率を高めている。RC自立壁は地下階の耐力壁直上に配置した。


Atlier BNK / アトリエブンク