柔道、剣道、弓道のそれぞれの競技空間をエキスパンションジョイントで分割した3棟で計画し、コの字型に配置した武道館である。
柔道場と剣道場を有する3階建ての架構は、外周部及び切妻屋根の棟部分をRC造とし、片勾配の19mスパンの屋根面には鉄骨造の張弦梁を採用した。弓道場を有する平屋建ての架構は、12m×30mの建物内部を無柱とするうえに、外周の1辺24mを開放できるよう計画するために、外周をRC造で建ち上げたうえで屋根面を鉄骨造とした。
3棟とも十分量のRC造耐震壁をバランスよく配置することで、強度・剛性の高い建物とした。