トンネルを表現した 2 本の円筒形とフラットな屋根,それらをつなぐ斜めの柱から構成されている。 円筒形の構造は,短辺方向に 2.375m ピッチでアーチ状の H 形鋼フレームを連続して配置し,壁面全体に曲げ加工した鋼板を貼り付け,単純な構成で十分な剛性を確保している。
屋根面は格子状に 200mm の H 形鋼の梁を配置,これらの交点を立体的な斜め柱によって支持して,一枚の板が浮遊しているような表現としている。 この架構は円弧フレームを下弦材としたトラス架構としても機能し,部材断面を小さくすることが可能となっている。