集成材を用いた平屋の木造建築である。7.2mの整然としたグリッドを基本として様々な用途の部屋 が設けられ、建物中央部には直径16mの円形平面、高さ8mのプレイホールが配されている。諸室部分はカラマツ集成材を用い、平面計画を考慮して筋交いを配置し、規則的なグリッドで梁を架け渡している。プレイホールは円形平面の外周部に筋交いを設けて水平力に抵抗させ、屋根は円形平面の特徴を生かして、2方向に力を伝える木造架構を考えた。ロの字状の梁配置を基本とし、45度ずつずらすことによって大きなスケールから徐々に部材のスケールを小さくする架構を用いた。ロの字形状の部材サイズは210×860から120×540まで3段階に変化し、小さな部材が大きな部材に載せ架けられるディテールとした。
上士幌生涯学習センター-わっか
Kamisihoro Lifelong Learning Center
建築設計 | アトリエブンク |
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所在地 | 北海道河東郡上士幌町 |
用途 | 児童福祉施設 |
規模 | 地上1階 延床面積2,431㎡ |
構造 | 木造 |
竣工年月 | 2017 年 12 月 |
受賞 | 北海道赤レンガ建築賞 |